「 いつも よろこんで 」

11月28日(火)

今日は、人権講演会として、滋賀県立盲学校 教諭 宇野繁博 先生にお越しいただいてお話しいただきました。

宇野先生は、25歳の時から目が見えません。白い杖をついて加斗小学校の体育館に入られました。

私は、出来ないことがたくさんあります。車は運転できません。でも、悲しそうに見えますか?

「 1・2・3年生のみなさんに質問します。私はバナナがむけると思いますか? 」

子どもたち「 はい。 」

「 4・5年生のみなさんに質問します。私は、ミカンの皮をむけると思いますか? 」

子どもたち「 はい。 」

「 6年生のみなさんに質問します。私は、リンゴの皮をむけると思いますか? 」 

子どもたち { ざわざわ }

「 むいてみましょう。目が見えていると思われないように、目隠しもしますね。 」

5人兄弟の五郎くんは、5人で分けたパンケーキの1番小さなものを食べていたのに、いつの日か1番大きなパンケーキを食べる日が来ます。与えるとは、そういうことです。

明日は、明るい日と書きます。つらい、大変な日もありますが、明るい日はきっと来ます。

大きな夢を持って下さい。アームストロングの夢は、月に行くことでした。そして彼はその夢を叶えましたね。

幸せになるということは、感謝することです。

朝、ご飯を食べることが出来ること。感謝です。

住む家があること。感謝です。

毎日を過ごすことが出来ること。感謝です。

今日、皆さんに会えたこと。感謝です。

今、ここに居ることが出来ること。感謝です。

そう、話をしめくくられました。

今日、加斗小学校までお越しいただき、ありがとうございました。

良いお話をたくさんして下さいました。本当に、感謝しています。