小浜市立小浜小学校

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第二次世界大戦〜終戦前後の生活〜「社会科」(6年)

第二次世界大戦〜終戦前後の生活〜「社会科」(6年)

1月29日

6年生は多目的ホールで

社会科の授業を行います。

今日は、講師をお招きして、

第二次世界大戦〜終戦前後の生活〜の

お話をお聞きします。

今日はリモート(ZOOM)で行いました。

Sさんは今もうすぐ84歳です。

生まれてすぐに第二次世界大戦が始まり、

小学校に入る前(年長)の時に終戦となりました。

住まいの近くには防空壕があり、空襲警報が出て

そこに避難したこともありました。

家は駅の近くだったので、家を解体して

空襲を受けた時に、町に火の手が

回らぬようにした後、親戚を頼って疎開をしたそうです。

トラックにやっとの思いでよじ登ったことや

人形を持って行きたかったけれども、それが叶わず、

とても悲しかったことを覚えているそうです。

また、食べ物が十分でなく栄養不良で痩せっぽっちだったこと

お風呂に入れず全身におできができたことを話してくださいました。

戦争が終わった翌年に小学校に入学したときの

ことを話してくださいました。

ランドセルのようなものはなく、

布で肩掛けカバンを作ってもらったこと

教科書がなかったこと

鉛筆やクレヨンは学校でくじ引きがあり

当たった子どもだけがもらえたこと

給食はなくお弁当だったけれども

そのお弁当を持ってこれない子どももいたこと など

その後、子どもたちからの質問に答えてくださいました。

最後には、

「戦争は絶対にしてはいけない。

外交で、十分に話し合うこと、折り合いをつけることが

大切だと思います。これからを生きていく、

そして世の中を担っていく、皆さんがどうしたら

平和な世の中を築くことができるか、考えてほしいと思います。」

と、伝えてくださいました。

最後に、代表の子どもが、

今日の授業の感想を述べて、今日の授業を終わりました。

今日の学習の振り返りを書いてくれるそうです。

是非、目を通したいと思います。

Sさん、本当にありがとうございました。

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