中名田地区の加茂神社の例祭は上田・下田・和多田の3区が毎年交代で大太鼓や神楽を 奉納します。今年は上田区の出番。9月30日の祭りの前日には、天狗や般若の面をかぶった「やせ」やひょっとこの「ちょろけん」が3区の氏子の各家を厄払いに回ります。
この日はなんと「やせ」が来校!青やせと赤やせが、体育館にいた児童たちを追いかけます。児童たちは怖くて逃げ回り、体育館は大騒ぎ!それでも気になってそっとやせに近寄ってきます。
天狗やちょろけんもやってきました。ちょろけんの顔をじっと見て頭をなでてもらったり、ふざけて、ちょろけんの着物を引っ張ったり、児童たちは興味津々でした。
恐ろしい顔の赤やせについに捕まってしまいました。でもちょっとうれしそう。勇気をふりしっぼって青やせの前で頭を下げる児童も。頭をコンコンと軽くたたいてもらってしっかり厄払いをしてもらいました。
保育園の時には、男の子たちは皆、祭りが終わるとやせのお面を作ってやせの役をしたがるそうです。怖いけれども一番人気の「やせ」。厄払いをしてもらってみんなで仲良く記念撮影をしました。やせに追いかけられて逃げ回っていた子どもたちもやがて大人になり、今度は自分たちがちょろけんや怖いやせに扮して祭りを盛り上げてくれることでしょう。ふるさと中名田の文化や祭りの伝統を守り、受け継いでいってほしいと思います。