好天に恵まれた4月27日、春の遠足が行われました。今回は全校生徒が縦割り班のグループになり地区の中を元気よく歩き、中名田の歴史とすばらしさを再発見しました。
出発の前にリーダーが遠足の目的や決まりを発表し、全員で確認しました。学校を出発して下田地区の「最勝寺コース」と和多田地区の「禅応寺コース」の2つの班に分かれて歩きました。
〈下田:最勝寺コース〉


最勝寺ではお墓の掃除や草取りなどの活動をしたあと山﨑住職さんから座禅の作法を教えていただきました。心を落ち着かせたあとはお寺の奥さんから紙芝居をしていただき、子ども達はほのぼのとした気持ちになりました。
〈和多田:禅応寺コース〉

禅応寺ではお堂の床の雑巾がけをしました。小さな手で雑巾を絞るのがちょっと難しかったようですが、一生懸命に床を拭きました。仏壇や仏具も大切なものなので緊張しながら丁寧に磨きました。保育園の頃から月に一度、ここで松岡住職さんから座禅の指導を受けていたので上手に座禅を組むことができました。静寂の時間の中で子ども達は何を思っていたのでしょうか・・・。お寺で貴重な体験をしたあとは、深野地区コースと塩瀬地区コースに分かれ、中名田再発見を目指して歩きました。
〈深野地区コース〉


深野の薬師堂で地元の中野さんからお話を聞きました。現在は公会堂として地元の方の交流の場になっていますが、扉の中の薬師如来は801年に建立(中名田郷土史より)され、17年に一度のご開帳の時にしか見ることができない秘仏です。今度見ることができるのは、2032年だそうです。地元で生まれ育った大下さんのお話からも、深野区の人達が今も大切に守り続けていることがよくわかりました。

苅田姫神社は1208年、大洪水により、名田庄知見から神殿が流出してこの深野の地に漂着したと言われています。杉林の中の見過ごしてしまいそうな小さな鳥居でしたが、鎌倉時代に建てられたそうで、子供たちは深々と頭を下げて参拝しました。
〈塩瀬地区コース〉

塩瀬稲荷神社は808年に創建されたそうで、農業の神様「稲なり」が「いなり」となったそうです。全国的にみてもこの塩瀬の稲荷神社は極めて古く、昔の人達の信仰の厚さがうかがえます。木﨑宮司さんから神社の歴史と参拝の作法を教えてもらいました。


神社の広場でお弁当を食べたあとは、みんなでタイヤに乗って遊んだり、「だるまさんがころんだ」をしたりして、学年を超えて仲良く楽しく遊びました。
遠足を通して、生まれ育ったこの中名田地区に、古い歴史を持つ神社やお寺があることを、また伝統や文化が地域の人達によって今も大切に守られ、受け継がれていることをあらためて知りました。子ども達も中名田の歴史に興味を持ち、その思いを受け継いでいって欲しいと思います。