12月8日(月)壬生狂言クラブによる、壬生狂言発表会がありました。
今年も、ハッピーミュージッククラブの全面協力のもと、3本の狂言を演じました。
1本目は、花盗人。
花見にやってきた「大尽(だいじん」)が、酔っ払って寝てしまった隙に財布や刀を盗まれ、あげくの果てに大尽自身がつかまってしまうというお話です。
泥棒を捕まえようとした時に縄がなく、慌てて縄を編む場面がありますが、「何事も日頃からの備えが大切である。」ということを説くお話です。
大尽が酔っ払った隙に酒を盗み飲みをする「供」の仕草を、大変上手に演じていました。
2本目は、餓鬼角力。
閻魔大王率いる「鬼」と、お地蔵さん率いる「がき(亡者)」がすもうをとるお話です。
はじめは「鬼」が勝ちますが、仏の力で「がき」に力を授けて「鬼」を打ち負かします。
怒った閻魔大王がお地蔵さんに自ら決戦を挑むけれど、あえなく負けてしまうというお話です。
このお話には、仏様を大切にという教えが込められています。
「鬼」の強そうな演技と、「がき」の臆病な演技を、見事に演じる子どもたちでした。
3本目は、とろろすべり。
花見にやってきた「大尽」が、名物のとろろで、店の「女将」を相手に酒を酌み交わすうちに眠ってしまいます。
その隙に、「供」3人が樽の酒を飲み干し、とろろまで食べるのですが、酔っ払ってひっくり返って大変なことに。
目を覚ました「大尽」と「女将」が、こぼれたとろろで足を滑らせて転げ回るお話です。
このお話は、「意地きたないことは慎みたいものだ。」ということを説いたお話です。
「大尽」と「女将」のやりとり、「供」が嬉しそうに酒を飲みとろろを食べる姿、本当に酔っ払っているように見えました。
感想の交流。
「せりふはないけれど、言いたいことが演技で伝わってきてすごかった。」
「ハッピーミュージックの人が、長い時間繰り返し音楽を吹いていて、すごいなと思った。」
「壬生狂言のことを、詳しく知りたくなった。」
など、たくさんの感想を交流していました。
最後に、ご指導いただいた保存会の代表者の方からのお話。
「子どもたちの演技はすばらしかった。」
「来年4月に、12年ぶりの壬生狂言が行われるので、是非見に来てきてください。」
子どもたちの演技により、壬生狂言への関心が高まった発表会。
改めて、ふるさとの伝統、誇りを感じた時間となりました。
来年4月を楽しみにしたいと思います。
1年間お世話になりました保存会の皆様、本当にありがとうございました。


















