1月10日
5年生の子どもたちは、
総合的な学習の時間で食品(食品ロスや
小浜の食など)について、
グループに分かれて学習をしています。
今日は、SDGsについて学習を進めているグループが
福井缶詰の中江様にお話をお聞きしました。
皆さんは食品を捨てたことがありますか。
お腹いっぱいになった。
賞味期限が過ぎていた。
食べきれなかった。 など
福井缶詰は鯖を扱っている会社です。
食べられる部分と食べられない部分に分けて、
食べられない部分は、家庭の場合はゴミになリます。
鯖缶詰も頭や内臓は食べられません。
(頭や内臓は、ゴミにしないような工夫をしている。)
このように缶詰の高さにぶつ切りして詰めるわけです。
間の骨の部分も入れて、そこも食べることができます。
(家庭よりは捨てる部分が少なくなります。)
他の部分は、委託している業者に全て回収してもらっています。
回収されたものは、豚、牛、魚などの餌となります。
できるだけ、ゴミにならないように再利用しています。
(また、餌を食べた魚を食べるなど、グルグル回している。)
福井缶詰の鯖は、ノルウェー鯖(大西洋鯖)です。
ノルウェーは、漁獲量を船ごとに決めています。
そして魚を輸出することを国が行なっています。
ノルウェーは網の部分を大きくして、大きな魚だけを
獲るようにしています。(小さい魚は逃す。)
大きな魚を獲る方が、収入が多くなります。
大きい魚だけを獲るということは、
資源が管理されていると言えます。
その魚(鯖)を福井缶詰は扱っています。
缶詰の中に何も入らないような(密封)工夫をしてあります。
入れた鯖には、菌がいるので、特殊な機械で
加熱殺菌(116度で75分 商品によって色々ですが)
することによって、中の菌が全て死にます。
長い間、置いておいても味が染み込み、
骨まで食べることができるようになっているのです。
3年間は美味しく食べることができます。
(賞味期限は、おそらく缶詰が一番長い。)
中江様のお話を通して、
捨てられる部分がないよう、また食べられない部分も
再利用するなど(ゴミを出さない)、
鯖を最大限利用していることが分かりました。
今日は、お忙しい中、子どもたちのために
分かりやすく詳しくお教えくだり
本当にありがとうございました。
25日の学習発表会で、まとめたことを伝えるそうです。