戦争体験者とのオンライン学習「社会」(6年)

1月24日

今日は、戦争(第二次世界大戦)を体験された方の

お話をお聞きする学習です。

今日はよろしくお願いします。

空襲警報が鳴って

防空壕に逃げたことや疎開をしたことを

お話しいただきました。

疎開する時に、大事にしていたお人形を

置いて行かなかればならなかったことが

とても悲しかった。でも、我慢しないと

いけないと思ったことなどをお話しくださいました。

戦争が終わっても食べ物がなく、食料は配給制でした。

母は農家の人のところで、

食べ物を分けてもらいに行っていました。

少しだけいただける時もあれば断られる時もありました。

農家の人たちも自分の家族を

養うのに精一杯だったと思います。

父と買い出しに行った時のこと。

鍋のお湯の中にわずかに米や野菜が

浮いているようなものでしたが、

それを鍋によそってもらいました。

お椀でもらってその場で立ったまま

食べている人もいました。

小学校に上がりましたが、最初はお弁当でした。

お弁当と言っても、ご飯の真ん中に梅干しが乗っている

いわゆる日の丸弁当でした。

教科書が配られましたが、教科書は藁半紙に刷ってあり、

それを切って本にして使いました。

食べ物もですが、紙もなくて大事でした。

鉛筆は小刀で研いで、

本当に短くなるまで使いました。

少し時間が残ったので質問タイムです。

戦争の後、嬉しかったことはなんですか。

戦争が終わってどんなことを思って

過ごしてこられましたか。など

「戦争が終わった時(疎開をしていたので)

 家に帰れると思いました。

 動員されていた父が帰ってきた時も

 嬉しかったです。」

「振り返ってみると小、中学校では、

 戦争のことはあまり習ってこなかったように

 思います。だから今、こうやって勉強しています。

 なぜ戦争をしなければならなかったのか、

 戦争をしないで解決する道はなかったのか、

 などです。」

子どもたちは、真剣に話を聞きメモをとっていました。

戦争を体験し語ってくださる方も

高齢になり、伺うことが難しくなってきました。

今日の方は、小学校に上がる前の年に終戦となったそうです。

実際に戦争に行かれた方(出兵された方)は、

90〜95歳は超えていると思います。

だからこそ、機会を持って生の声を聞きたいと

思っています。

そして、未来を作る子どもたちに考えてもらいたいと

思います。

今日はお時間を作ってくださり、また資料も準備してくださり

ありがとうございました。