2月5日(水)田烏青少年自然の家の職員さんをゲストティーチャーに招き、4年生全員と5年生の防災グループの子が防災教室の体験を行いました。
4年生は、今年1年の総合的な学習の時間に、「南川学習」の一環として「地域防災」に取り組んできました。また、5年生の防災グループも、グループごとの課題を設定し、「地域防災」に取り組んできました。
この日は、5名のゲストティーチャーに様々な体験をさせていただく中で、「災害を自分事としてとらえ、自分にできることを考える」ことをテーマに学びを進めていきました。
「非常持ち出しカード」では、災害時に持って行くとよい12種類の道具から、絶対必要だと思う7種類をグループで相談して決めるという活動です。
「飲料水はいるやろ。」「メモ帳とペンは要らんやろ。」と相談しながら、7種類を選んでいました。
「防災カルタ」では、非常時の気をつけることや大切なことをカルタとりをしながら学ぶ活動です。
取り札の内容だけでなく、重要度も考えながらカルタとりでしたが、結構白熱しました。
「ペットボトルランタン」では、ペットボトルを使って懐中電灯をより明るくする方法を学ぶ活動でした。
黄色や赤、お茶やスポーツドリンクを使って、どのタンタンが明るいか試しました。
水でなくてもランタンが作れることが分かりました。
「段ボールベッド」では、大きさの異なる段ボールを使ってベッドを作り、その上で横になる体験をしました。
意外と丈夫で、グループ全員が乗ってもびくともしないことに子どもたちはビックリでした。
「防災食」では、お湯を入れるだけで炊きたてご飯になる「アルファー化米」と、乾パンなどを試食しました。
アルファー化米を食べた子どもたちからは「おいしいけど、ちょっと味が薄いかな。」という声も。
「ロープワーク」では、簡単に結べてほどけない「本結び」を教えていただきました。
みんなで、本結びを使って、1本のロープにつなげていきました。
最後に、自分の防災バックを考えました。
これまでの体験を生かし、自分に何が必要かを考える姿が見られました。
「防災」というと、どうしても他人事と感じてしまいがちですが、子どもたちにとって「防災」を自分事として捉えるよい機会になりました。
もしもの時に、自分の家族の命を守れるような力をつけていってくれることを願っています。
田烏青少年自然の家の皆様、貴重な体験をありがとうございました。